お金にまつわる日常のブログ

妻と息子を持つ40代後半の一般的なサラリーマンのお金にまつわる日常の記録です。
日々の家計管理から、不動産や株式・FXなどの投資について綴っていきます。

必要証拠金と資金管理

3週間、実口座での試運転が問題なかったので、来週から投資額を増やす予定です。それに先立ち、必要証拠金と資金管理について改めて考えておきます。自らの頭の整理です。


必要証拠金


EAでの投資額とは、具体的には1ポジション(1注文)あたりのロット数となります。私の利用するFX会社ではドル円は1ロット100,000ドルで、最小ロットは0.01ロットです。つまり1,000ドルの単位から売り買いが出来ます。


またFXの特徴ですが、売買する金額の全額を用意する必要はなく、日本国内では4%の証拠金を用意すれば取引可能です。4%ということは逆算すれば、証拠金の25倍の売買ができるということです。これをレバレッジが25倍と言います。現在のレート(1ドル110円)では、最小0.01ロット(1,000ドル)に必要な証拠金は以下のような計算式になります。


 1,000ドル x 110円/ドル x 0.04 = 4,400円


EA上は最新レートとスワップなども考慮した正確な数字を計算しますが、通常は最小ロットに約4,500円が必要と考えていればいいでしょう。


また両建て時の必要証拠金の計算方法はFX会社によって異なります。私の利用するFX会社では、これまで売り買い全てのポジションで証拠金が必要だったのですが、去年からMAX方式と呼ばれる売り・買いどちらかポジション数の多い方のみ証拠金が必要となる方式に変更となっています。(私はこの変更を知らず、昨日までの記事は反対取引にも証拠金が必要との前提で書いていました)


MAX方式では必要証拠金の計算は複雑になりますが、運用効率が良くなりますので、上手に使いこなしたいです。具体的には以前記事にしたヘッジのための証拠金を確保しておく必要はなくなりますので、ヘッジを有効活用したいと思います。


資金管理


次に資金管理ですが、これが1億円を超える資産運用を目標とするには最も大切な要素だと考えています。


資金管理は単に残高や証拠金維持率を確認することではなく、目標金額に対してどのような戦術に資金を配分して運用するのか(ポートフォリオ)、最大損失額を試算して余裕資金をどれだけ確保するのか(リスク管理)、それらを日々リアルタイムで見える化することが重要だと考えています。またFX自動売買では設定したポリシーに基づき、これらをEAが自動管理すべきですので、EAのフレームワーク・ライブラリに実装していきたいと思います。


では初期資金を100万円として、具体的な資金管理を考えていきます。まずトレンド型とレンジ型に50%ずつ初期資金を割り当てて考えます。(将来的にはこの比率もリアルタイムで自動的に変動すべきです)


トレンド型


トレンド型は売りと買いの両建てで、それぞれ最大1ポジションです。過去のバックテストからも損益曲線は乱高下しており、30〜40%の一時的な損失は覚悟する必要があります。そのため資金の60%を証拠金の限度とすると、以下の計算式のように最小ロットの66倍(0.66ロット、66,000ドル)のポジションを建てることができます。


 500,000円 x 0.60 / 4,500円 = 66.7


先週は最小ロットで+230pips(2,300円)のトレンドを1つ捉えましたが、66倍だと15万円を超える計算です。また損切-10pipsも6,600円になりますので、今週のような狭いレンジでの揉み合いが続けば、20万円を超える損失となってしまいます。


トレンド型は上記ロジックに基づいて発注毎に最適なロット数を計算するので、複利で利益を伸ばすことが可能です。


レンジ型


レンジ型は現在50銭刻みで売りと買いの両建てですが、刻み幅とレンジの広がりで必要証拠金が変動します。想定する最大レンジ幅で必要証拠金を確保します。また必要証拠金だけでなく、最大レンジ幅になった時には各ポジションが相当の含み損を抱えていることも考慮する必要があります。


試運転3週目のレンジ型のポジションを以下に再掲します。青い矢印が利益確定したもの、赤い矢印が現在保有中のポジションです。また上向きの矢印が買い、下向きの矢印が売りです。説明のために矢印の右にポジションが建った順番で数字を振っています。


            ↑5
112.00
        ↑4    ↓6    ↑8
111.50
↓1    ↑3    ↓7    ↑9   ←現在111.30
111.00
    ↓2


私のレンジ型のEAは、111.00や111.50のような50銭刻みのラインに到達したら売りと買いの両ポジションを建てます。各ポジションは+50pips(50銭)で利益確定しますが、損切りはしません。上記の図だと、青矢印1(↓1)は111.50の売りポジションですが111.00円で利益確定されました。その後、111.00のラインで売り(↓2)と買い(↑3)の両ポジションを建て、買い(↑3)は利益確定されますが、売り(↓2)の方は損失状態のまま保有されています。その後、矢印の順序にポジションが建てられ、現在は赤矢印の4ポジション(↓2 ↑5↑8↑9)が残っています。


まだ1円の幅しか動いていませんが、この図からレンジ型のポジションの作られ方と残り方が分かります。注目したいのは残り方です。先週の例では、最終的に4つのポジションが残り、それぞれの損益は以下のようになります。


112.00 Buy -70pips
111.50 Buy -20pips
111.00 Buy +30pips
111.00 Sell -30pips


常に両建てする私のロジックでは、上記のように過去のレンジ幅にすべて買いか売りのポジションが残ります。現在値に近いところだけ売り・買い両方のポジションになりますが、それ以外は現在値よりも上に買いポジション、現在値よりも下に売りポジションがすべて損失を抱えた状態で残ります。


必要証拠金と評価損を考えるために、もっとも評価損が大きくなるケースを考えます。それはレンジの上端か下端に現在値がある時です。以下の例を見れば分かると思いますが、同じレンジ幅でも現在値がレンジ中央かレンジ端かで損失額は変わります。


(レンジの中央に現在値がある場合)
114.00 Buy -200pips
113.50 Buy -150pips
113.00 Buy -100pips
112.50 Buy -50pips
112.00 Buy/Sell +-0pips ←現在値
111.50 Sell -50pips
111.00 Sell -100pips
110.50 Sell -150pips
110.00 Sell  -200pips
-------------------------
合計損益 -1,000pips


(レンジの下端に現在値がある場合)
114.00 Buy -400pips
113.50 Buy -350pips
113.00 Buy -300pips
112.50 Buy -250pips
112.00 Buy -200pips
111.50 Buy -150pips
111.00 Buy -100pips
110.50 Buy -50pips
110.00 Buy/Sell +-0pips ←現在値
-------------------------
合計損益 -1,800pips


0.01ロット(1,000通貨)で運用した場合、上記の下端の例では
 証拠金 = 4,500円 x 9ポジション = 40,500円
 評価損 = 1,800pips x 10円 = 18,000円
の合計58,500円が必要です。


では先程のトレンド形と同じ初期資金50万円の60%を限度とすると、レンジ幅が何円まで耐えられるのかを計算してみます。先程の計算式をポジション数 nで表すと、
 証拠金 = 4,500円 x nポジション
 評価損 = ( n x (n-1) / 2 ) x 50pips x 10円
の合計が30万円以内となるnを求めると27となります。


ポジション数27は、50銭刻みで13円のレンジ幅となります。その時の必要額は、
 証拠金 = 4,500 x 27ポジション = 121,500円
 評価損 = 27 x 26 / 2 x 50 x 10 = 175,500円
の合計 297,000円となります。


同様に50万円を限度とすれば、ポジション数は37でレンジ幅は18円となります。


レンジ型はレンジが広がるほど、運用効率が悪くなるので、実際には上記のレンジ幅まで損失を拡大させるのではなく、10円程度のレンジ幅に拡大したらヘッジをして様子を見た方が良さそうです。


50銭刻みでレンジ幅10円というと、21ポジションですので、必要額は、
 証拠金 = 4,500 x 21ポジション = 94,500円
 評価損 = 21 x 20 / 2 x 50 x 10 = 105,000円
の合計 199,500円となります。これならロット数を2倍にしても大丈夫そうですね。ヘッジ(両建て)の証拠金が不要になったので、このように運用効率を上げることができます。


来週はまだ資金が20万弱しかありませんので、トレンド型だけロット数を数倍に上げたいと思います。




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